個人投資家について

個人投資家について

「ご職業は?」と聞かれて、
「個人投資家です。」と答えたら、
「ああ、そうなんですね。」と普通に受け止めてくれる人は何人いるでしょう?

「個人投資家です。」と答えたら、
「何それ?!ギャンブラー?」
「相場が悪くなれば、食べていくことなんかできないよ。」
「そんな職業、社会では認められないよ。」
「ただの無職でしょ?」

個人投資家という職業を認めてくれる人は少数派のような気がします。
専業投資家は肩身の狭い思いや悔しい思いをしたことが一度はあるのではないでしょうか?

いつか堂々と、
「職業は個人投資家です。」と言える社会になったら嬉しいだろうな、株式投資家の仲間が一人でも増えたらどれだけ嬉しいだろうと思いながらブログをつづっていきたいと思います。

個人投資家とは?

個人投資家は、専業投資家と兼業投資家の2種類に分類されます。
個人投資家は自分の資産を使って株式や債券などの金融商品に投資している人です。


専業投資家は、投資収益のみで生計を立てている人のことを言います。
兼業投資家は、会社員やアルバイトなどの本業があり、そのかたわら投資している人を言います。

専業投資家は、会社や組織に縛られることなく自由な生活を送っているように見られがちですが、投資で一定以上の収入を得るためには、たゆまぬ努力と勉強をしています。
四季報を読みこみ、決算発表の日には決算短信をチェックし、貸借対照表と損益計算書を分析します。日々勉強して利益が出そうな銘柄やこれから有望であろう銘柄を365日、本気でさがしています。

一生勉強は続きますが、楽しんで勉強したいと思っています。

個人投資家の役割

株の売買で生計を立てているとお金の亡者のように思う人もいるかもしれませんが、企業にとって重要な役割を果たしています。

・株式市場の流動性を高める
・企業の資金調達を助ける
・企業の成長を支援する
・企業の株式構成の多様化に貢献する
・株主として企業のオーナーの一部となり、経営に対する監視や助言をする
・株主総会での議決権行使などを通じて企業経営の健全性や透明性を促す
などです。
企業にとって、なくてはならない存在です。

日本における個人投資家の人口

日本証券業協会が発表した2024年9月18日公表の個人株主の動向についてを読むと、2023年度末の個人金融資産残高は、2,199兆円となり過去最高値を更新しました。
そのうちの上場株式の残高が8.3%の183兆円となり、これも過去最高値を更新しました。
それでも、まだまだ株を保有している人は少ないようです。

個人株主数は、1,525万人となり過去最高値を更新しました。
最も多い年齢帯は、60歳以上80歳未満の475万人、次いで40歳以上60歳未満の450万人となり、
年々人数差が縮小しています。

日本の総人口が、1億2,435万人に占める個人株主数は1,525万人の割合は12.3%です。

まだまだ株式投資をする人は少ないと感じます。
2024年から始まった新NISAで投資人口が増え始めています。
個人投資家がこれからも増加して個人投資家という職業が当たり前になり、株式投資をする人が一人でも増えたら嬉しいなと思います。

まとめ

●個人投資家には、専業投資家と兼業投資家がいます。
専業の個人投資家は、自分の資金で株式や債券を売買して投資収益で生計を立てている人の事です。
兼業投資家は、会社員やアルバイトなどの本業があり、そのかたわら投資している人の事です。

●個人投資家は、株式市場の流動性を高めたり、企業の資金調達を助けたりなど企業にとって重要な役割を果たしています。
個人投資家は単なる「利益追求者」ではなく、企業や経済の成長、企業経営の健全性や透明性を促したり市場の流動性確保など多様な側面から社会に貢献している存在です。

●日本における個人投資家の人数は2023年末時点で1,525万人、日本の総人口に占める割合は12.3%です。

個人投資家はまだまだ少ないですが、これから一人でも仲間が増えたら嬉しいです。

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