株を選ぶヒント

株式投資

日本の上場企業は全部で、2024年11月現在約3,957社あります。

上場会社は3ランクに分かれます。

プライム市場:規模の大きな企業で株主数800人以上、流通株式時価総額100億円以上
スタンダード市場:上場企業として十分な流動性のある企業で株主数400人以上、流通株式時価総額10億円以上
グロース市場:高い成長が期待できる企業で株主数150人以上、流通株式時価総額5億円以上 

以上のような取り決めの上ランク分けされています。

この3,957社の中からどの会社を買うのか?を考えるのは難しくもあり、お宝を発掘する楽しさもあります。

新聞やヤフーファイナンスのニュースで気になった会社、スーパーで見た売れ筋商品・・・

気になる会社を見つけた時に何を見て、投資対象になるか?ならないか?を決めたらいいんだろう?

買う株を決めるヒントとなるものをご紹介します。

四季報

内容

株式市場に上場している会社全ての直近の注目すべき事柄、業績、業績予想、時価総額、大株主、財務、配当予想などが所狭しとびっしり記載されています。

有難いぐらい充実した内容の本です。記者の方に感謝したい本です。

年間4冊(新春号・春号・夏号・秋号)発行されます。

この本は投資家なら必読の本だと思います。

四季報の価格

2024年11月現在、一冊消費税込み2,600円です。

1年予約(4冊)10,120円(1冊 2,530円)
2年予約(8冊)20,080円(1冊 2,510円)

年間予約をすれば、配達地にもよりますが発売一日前に届くこともあり、お得感があります。

決算短信

企業の決算短信は1年間に4回あります。
(第1四半期、第2四半期、第3四半期、本決算)

決算発表は日本経済オンラインIRBANKでリアルタイムに見ることができます。
決算内容は毎回読むと慣れてきます。
どんな企業活動をしたのか、文章を読んでこれからこの会社はどう動くか、推理をするのも面白いです。

インターネットが普及して、個人投資家も機関投資家もリアルタイムに見ることができ、平等です。

見るべき数字

四季報や決算発表で見るべき数字は、

  • 売上高:売上高は増加しているか?
  • 営業利益:営業利益は増加しているか?  
  • 1株利益:1株利益は増加しているか?   
  • 営業利益率:営業利益÷売上高=営業利益率 同業他社と比べて高いか?   
  • 時価総額:100億以下は値動きが激しいリスクも。
  • 自己資本比率:財務状態は健全か?
  • 予想配当利回り:3%を上回っていたら高配当だと感じます。  
  • 営業CF:プラスになっているか?
  • ROE:自己資本に対して効率よく運用しているか?
  • PER:割安か?割高か?
  • PBR:株価が企業価値の何倍ぐらいか?

以上の数字を見て自分なりに色々なシナリオを立てて、四季報の会社コメントや決算発表時の会社からの文章を読むと、投資をしたい会社が見つかると思います。


初めは少額から投資をして、自分のやり方があっているか確かめながら進めていきましょう。

投資に正解はありませんが、ご自身が納得できる投資ができているか確かめながら少しづつやっていくのが良いと思います。

まとめ

株を選ぶヒント

1.四季報を読む


2.決算短信


3.見るべき数字


売上高や営業利益という言葉は聞きなれていると思いますが、一株利益やROEやPERなど何のこと?と思われているかもしれません。

次回、言葉の意味を解説します。

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