個人投資家になるには何が必要?
資格や学歴は必要ありません。
個人投資家になるために必要なものは証券口座、資金、相場の心構え、毎日の勉強の4つです。
詳しく書いていきます。
証券口座
まず証券会社に口座を開きます。
株を売買するには通常手数料がかかるのですが、近年売買手数料がかからない証券会社がでてきました。
主にネット証券のSBI証券や楽天証券です。
まず、口座を開きたい証券会社を検索します。
①口座開設申込
②本人確認書提出
③口座開設完了通知の受取り
④初期設定
という流れが一般的です。
口座開設をしたら、入金してから売買します。
信用取引など、借金をして自分の持っているお金よりも大きな取引をすることもできますが、まずは自分の持っている資金の中で取引するのが無難です。
借金は後悔することの方が多いからです。
資金
投資のみで生計を立てる専業投資家になる場合は、投資費用の他に数年間の生活費を準備する必要があります。
いくら必要かは、人それぞれです。
そして、憧れの配当金生活をする場合なら、2億円は必要だと思います。
(すごい金額です!)
高配当投資で利回り3%で計算すると、配当金は600万円となり、税金(20.315%)を引かれて手取り約478万円になります。
こんな金額を用意できるようになりたいと心から思います。
はじめの投資の資金は、とにかく節約して貯める以外ありません。
まずはじめは、会社員やアルバイトをしながら兼業投資家として少額から投資の練習をするのがベストだと思います。なぜなら、投資生活が合わない人もいるからです。私は会社員時代から少しづつ投資をして、たくさんの失敗を繰り返しました。
でもやっぱり株が好きで、一人の時間が好きだったのです。
大切なことは、株式投資に向ける資金は最低でも10年以上使わない余剰資金で行うことです。常に暴落に備えることが大切だと実感しています。
相場は時に大きく動くことを忘れない
少なくとも10年以上使わない資金を用意するのが大切なのは、相場は時に大きく動くからです。
日本の経済が低迷したことを「失われた30年」、「失われた35年」とも言われます。
1991年にバブル経済がはじけ
2000年にITバブルがはじけ
2006年にライブドアショック
2008年にリーマンショック
2020年にコロナショックなどが大きな暴落です。
何々ショックの他に地震など天災でも暴落します。
暴落と値上がりは繰り返されて、まるで波のようです。
株は面白いけれども、驚くほど値下がりもします。
持っている株が半値や3分の1になったりもします。
相場の格言に「天井3日底百日」という言葉があります。
株が高値圏にあるのは短く、底値はとても長いという意味です。
一度下がった株は立ち直るのに時間を要します。
下がったときにパニックになって売らないように、値下がりに耐えることができるお金を用意するのが大切です。用心深すぎるぐらいがちょうどよいと思います。
投資するのは大切に貯めた自分のお金です。
少しでも損をしないような運用が、個人投資家として生きていくために一番大切なことだと感じます。
株式投資の勉強
投資に資格や学歴は関係ありません。
しかし、基本的な知識や自分の投資スタイルを確立するために本を読んだり、四季報が理解できるようになることは必要です。
また、会社の決算書を読んだり、毎日の勉強は欠かせません。
2024年から始まった新NISAなど税制優遇制度についても理解するとお得です。
投資における一番おすすめの本は、著名投資家ウォーレン・バフェット氏の師匠であるベンジャミン・グレアム氏の名著「賢明なる投資家」です。
投資におけるおすすめの資格は、決算書を読めるようになる簿記3級と広い金融知識を身につけるためのFP3級です。
年4回の企業の四半期決算発表、年4回の四季報発売など、あっという間に一年が過ぎていきます。
まとめ
個人投資家になるためには、
●証券口座開設
●余裕資金で投資する
●株式相場は時に大きく動くことを忘れない
●投資の基礎知識と毎日の勉強
なりたい熱意があればなれる職業だと思います。
毎日こつこつの積み重ねです。
熱意と継続力で頑張りたいです。
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